富士S勝ちで勢いに乗るジュンブロッサム。金曜朝はCWコースを4F69秒3~1F15秒4で流した。5番枠に友道師は「駐立の悪い馬じゃないから極端な枠でなければ」とさらり。
キタサンブラック産駒クロワデュノールが本命だ。6月東京の新馬戦は道中スローペース。2番手で折り合うとメンバー最速の上がり3F33秒8で2着を2馬身半、突き放した。勝ち時計1分46秒7も光っている。いきなり大物ぶりを見せつけた。
朝日杯FS(4着)以来、約3年ぶりにG1舞台に戻ってきた5歳馬アルナシームは6枠12番。橋口師は「少し外めかなという感じだけど、大外とか極端ではなくて良かった」と安どの表情。
ちょうど真ん中の枠に大橋師は「外過ぎず、いい枠」と歓迎する。今回は稽古からシャドーロールを着用し「首の高い馬だが走るフォームが良くなった。相手は強いけどマイラーズC(3着)ぐらい走れば」と指揮官は意気込んだ。
☆人気 1番人気が【4・1・2・3】と信頼できる。次点で4番人気が【3・2・1・4】と好成績。2、5、8番人気が1勝で並んでいて人気馬優勢。
展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していく土曜付企画「G1展開王」。秋のマイル王決定戦「マイルCS」は大阪本社の柏原健士が担当する。内側が荒れたBコース3週目の芝で外めの枠がいい方に出る、との読み。英国から参戦する6枠11番チャリンに◎を託した ...
過去20年のマイルCSは天皇賞・秋から参戦した馬が6勝を挙げ、ステップ別では最多勝(2位は富士S、スプリンターズSの3勝)。特に天皇賞・秋で1着か、2着以下でも着差が0秒9差以内の馬ならトータル【6・3・2・7】の好成績。
☆馬齢 4歳が【4・4・4・28】と好相性。3歳は【3・1・2・30】だが出走なし。5歳も【2・4・4・52】とまずまず。6歳は【1・1・0・17】とやや劣る。
G1馬ブレイディヴェーグは1枠2番に入った。「偶数は良かった。馬場が悪ければ、内に馬が殺到しないでしょうし(ポジションは)リカバーできるのでは」と宮田師。
G1初挑戦となるコムストックロードは金曜朝、坂路を軽快に駆け上がった。永楽助手は「1回使ったことで調教でもいい動きをしている。体調もいいです」と上積みを強調する。
前年覇者ナミュールは2枠4番。昨年の大外枠とは打って変わって内に入った。高野師は「騎手に任せます」と先週のエリザベス女王杯(スタニングローズ)で共に美酒を味わったC・デムーロに託す構えだ。
前走の富士Sでは先手を奪っただけに出方次第で流れが変わりそうだ。叩いて状態は上昇。指揮官は「前回よりいい感じで雰囲気は素晴らしい」とコンディションには太鼓判を押していた。